HyperSQLの利用(1)

Javaアプリケーションでデータベースを利用するために最も手軽なフリーソフトの一つ HyperSQL を利用する。

HyperSQLのインストール

HyperSQLのホームページから、最新のzipファイルをダウンロードし、任意の場所で展開し、適当なフォルダに移動させる。

$ unzip hsqldb-2.X.X.zip
$ mv hsqldb-2.X.X <hsql_install_dir>

HSQLの起動

サーバーモードでHSQLを起動させる。

$ cd <hsql_install_dir>/hsql/data
$ java -cp ../lib/hsqldb.jar org.hsqldb.server.Server --database.0 file:mydb --dbname.0 practicedb

プロンプトは帰ってこない。使用したターミナルはそのまま放置する。

次に、今起動したDBサーバにクライアントモードでアクセスする。 別のターミナルを起動し、HSQLクライアントを起動する。

$ cd <hsql_install_dir>/hsql/data
$ java -cp ../lib/hsqldb.jar org.hsqldb.util.DatabaseManager

Typeフィールドに"HSQL Database Engine Server"を選択。URLフィールドには先ほど指定したdbnameと整合するように"jdbc:hsqldb:hsql://localhost/practicedb"と入力する。

表作成（.sql読み込み）

次のようなファイル"create.sql"を用意する。

/* <hsql_install_dir>/data/create.sql */
CREATE TABLE MyTable(
    id INT PRIMARY KEY,
    name VARCHAR(50) NOT NULL,
    dept VARCHAR(100) NOT NULL
);

INSERT INTO MyTable VALUES(1,'Alice','D1');
INSERT INTO MyTable VALUES(2,'Bob','D1');
INSERT INTO MyTable VALUES(3,'Cathy','D2');
INSERT INTO MyTable VALUES(4,'David','D2');
INSERT INTO MyTable VALUES(5,'Evans','D3');

ツールバーから [File]-[Open Script...] を選択し、上述したファイルを開く。

SQL文がクライアント画面に表示されるので、確認後に [Execute] ボタンを押下する。

入力されたデータを以下のように確認できれば、表作成は成功である。